「カット編集やテロップ入れに時間がかかって、動画の本数が増やせない…」そんなお悩みを持つ企業のご担当者さまに、ぜひ知っていただきたい変化があります。

この数ヶ月で、動画編集ソフトの中に「やりたいことを文章で伝えると、AIが複数の作業をまとめて進めてくれる」タイプの機能が次々と入りはじめました。

今回は、Adobe・Google・YouTubeの公式発表をもとに、“頼む編集”の現在地と、企業チャンネルが今から準備しておきたいポイントを整理します!

編集ソフトに「AIアシスタント」が入りはじめた

Adobe:PremiereにAIアシスタント(パブリックベータ)

Adobeは2026年6月18日、同社の「クリエイティブエージェント」をPremiere、Photoshop、Illustrator、InDesign、Frame.ioへ拡大すると発表しました(いずれもパブリックベータ、After Effectsはプライベートベータ)。

Premiereで挙げられている作業例は、次のような“編集の前さばき”です。

  • 素材をビンに整理する
  • クリップ名を一括でリネームする
  • インタビュー素材から質問部分を見つけ、マーカーを打つ
  • 編集のたたき台となるタイムラインを組む

派手な映像生成ではなく、地味だけれど時間のかかる下準備をAIに任せられる、というのが大きなポイントです。

Firefly:動画の背景をまるごと自動で切り抜き

2026年9月のAdobe Fireflyアップデートでは、Firefly動画エディターのタイムライン上で、クリップ内の被写体を自動検出し、クリップ全体の背景を削除できる機能が追加されました。
1フレームずつマスクを切る作業が不要になるため、商品紹介や人物の合成カットをつくるハードルがぐっと下がります。

Google Vids:文章の指示で既存の動画を編集

Googleも2026年7月、Google VidsにGemini Omniを搭載したと発表しました。動画の生成品質が上がっただけでなく、既存の動画に対して文章で編集を指示できるのが特徴です。
公式の例としては、カラーグレーディングの修正、映像をアニメ調に変える、サイレンのような背景音を取り除く、といった内容が紹介されています。

なお、AI生成ではない動画の編集機能については、提供開始時点で一部地域が対象外とされています。
自社の契約プランで使えるかどうかは、管理画面や公式ヘルプでの確認をおすすめします。

YouTube Studioも「公開前のAIフィードバック」へ

編集ソフトだけではありません。9月の「Made On YouTube」では、YouTube Studioに公開前の下書き動画をAIが確認し、テンポ・構成・ストーリーの改善点を提案する機能が発表されたと報じられています(提供時期の詳細は未公表)。

つまり、「素材整理 → 仮編集 → 仕上げ → 公開前チェック」という制作の流れのほぼ全工程に、AIの“相棒”が入りつつあるということです。

それでも「決めるのは人」|1.6万人調査が示すこと

ここで押さえておきたいデータがあります。
Adobeが世界1万6,000人以上のクリエイターを対象に行った調査では、75%が「クリエイティブAIは自分の仕事に組み込まれている、または不可欠」と回答した一方で、85%が「最終的なクリエイティブの判断は常に自分に残すべき」と答えています。

AIは作業を速くしてくれますが、「誰に何を伝える動画なのか」「自社らしいトーンはどれか」を決めるのは、やはり人の役割です。
企業チャンネルであればなおさら、ブランドの見え方や事実関係の最終チェックは外せません。

企業が今から整えたい3つの準備

1. 素材の置き場所と名前のルールを決める

AIに整理やリネームを任せるにしても、撮影日・案件名・出演者などの基本ルールがあるほど精度は上がります。
まずは共有フォルダの構成を揃えるところから始めましょう。

2. 「指示書」を言葉にしておく

“頼む編集”では、指示の質がそのまま仕上がりに表れます。
動画の目的、ターゲット、尺、冒頭で伝えたい一言、NG表現。これらを1枚にまとめておくと、AIにも外部パートナーにも同じ基準で依頼できます。

3. 人が確認するポイントを固定する

テロップの固有名詞・数字、ロゴや色の使い方、権利関係。
AIが仕上げたものでも、公開前に人が見るチェック項目を決めておくと安心です。

LAUGHSがお手伝いできること

LAUGHSでは、企業のYouTubeチャンネル運用支援をはじめ、採用動画の制作やEC・Webサイト制作まで、企画から撮影・編集・分析を一貫してサポートしています。
新しいAI機能も取り入れながら、「どこをAIに任せ、どこに人の時間を使うか」という制作体制の設計からご一緒できます。

まとめ

  • Premiere・Firefly・Google Vidsなど、編集ツールに「文章で頼める」AI機能が広がっている
  • 得意なのは素材整理・たたき台づくり・背景削除など、時間のかかる下準備
  • 調査でも85%が「最終判断は人に」と回答。目的とブランドを決めるのは人の仕事
  • 素材ルール・指示書・チェック項目の3つを整えると、AIの効果が出やすい

ツールの進化は、動画づくりに踏み出す絶好のタイミングでもあります。「自社の場合、どこから始めればいい?」「今の制作フローにAIをどう組み込めばいい?」といったご相談がありましたら、お問い合わせページからお気軽にお声がけください。
一緒に、無理なく続けられる動画活用の形を考えていきましょう!

YouTubeチャンネルの成功は技術です。

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