2025年現在、YouTubeが新たに導入・テスト中の「コラボレーション機能(Collab)」。
これにより、複数のクリエイターが1本の動画を共同投稿できるようになりました。
この記事では、コラボ機能の概要・設定手順・双方の見え方・注意点をわかりやすく解説します。
YouTubeコラボレーション機能とは?
YouTubeのコラボ機能は、1本の動画に複数のクリエイターを共同参加させる新機能です。
Instagramの「コラボ投稿」やTikTokの「デュエット」に近い仕組みで、
視聴者は「誰と一緒に作った動画なのか」がひと目でわかります。
利用条件と対応状況
項目 | 内容 |
---|---|
公開状況 | 一部クリエイターにテスト提供中 |
参加可能人数 | 最大5名(投稿者含む) |
収益の扱い | 動画をアップロードしたチャンネルに帰属 |
分析情報 | 一部統計を共有可能(収益は非共有) |
対応動画 | 通常動画・Shortsともに対応予定 |
表示位置 | タイトル下や概要欄近くに共同投稿者名が表示 |
コラボ機能のメリット
相互のファンにリーチ拡大
→ 両チャンネルの登録者フィードに動画が表示される可能性あり。
クレジット明示が簡単
→ タイトル下に共同制作者名が表示。
プロモーション効率アップ
→ 説明欄での相互リンク不要。自然に誘導が生まれる。
注意点・制限事項
- 収益は投稿者チャンネルに全額帰属(自動分配なし)
- コラボレーターには編集権限なし
- 一部統計のみ閲覧可(収益やRPMなどは非共有)
- 表示人数が多い場合「…and more(他〇名)」と折りたたまれる
- 現時点では限定配布段階(利用できないアカウントもあり)
設定手順(コラボ投稿)
コラボ機能を使うには、YouTube Studioで以下の手順を行います。
- YouTube Studioを開く
- 「動画の詳細設定」または「詳細」タブを開く
- 詳細ページの下の方、「コラボレーターを招待(Invite a collaborator)」を選択
- 招待したいチャンネル名を入力・検索
- 招待リンクを生成 → (メールなどで)別途相手に送信
※分析情報の許可を選択
リンク取得後「保存」をお忘れなく - 相手が承認するとコラボ成立
※オファーを受けた側が送られたリンクをクリックすると開くポップアップ
確認して問題ないなら同意するだけ - 投稿者が動画を公開すると、両チャンネルに表示
※招待リンクが表示されない場合は、まだ機能が利用できない可能性があります。
表示の見え方(チャンネル双方)
視聴者側
タイトル下に「○○さんとのコラボ」などの表記
コラボレーター名をタップするとそのチャンネルへ移動
両方の登録者フィードに動画が出る場合あり
投稿者・コラボレーター側
投稿者は通常通り動画管理可能
ホーム画面で、コラボ動画専用セクションをチャンネルに追加可能
統計は投稿者が全体管理、コラボ側は限定的に閲覧可
コラボライブ配信の設定方法
録画動画だけでなく、ライブ配信でもコラボ可能です。
こちらは既に多くのクリエイターが利用しています。
利用条件
- チャンネル登録者数50人以上
- 電話番号認証済み
- ガイドライン違反がないこと
手順(主催者側)
- YouTubeアプリで「作成」→「ライブ配信」
- タイトル・サムネ設定後、「コラボライブを有効化」
- 招待リンクを作成 → ゲストに送信
- ゲストが待機室に入室後、「配信開始」で合流
よくある質問(Q&A)
Q1. 誰でも使える?
→ 現在はテスト対象クリエイターのみ。順次拡大予定。
Q2. 収益は分配される?
→ 自動分配なし。投稿者チャンネルに全額帰属。
Q3. 編集権限は共有される?
→ 共有されない。投稿者のみ編集可能。
Q4. 同じ動画を別々に投稿できる?
→ できない。1本の動画を共同投稿する仕組み。
Q5. 機能が出てこない場合?
→ 一般公開前のため、段階的解放を待つ必要あり。
代替として「コラボライブ」や「相互誘導動画」を活用しましょう。
まとめ
YouTubeの「コラボレーション機能」は、複数人で1本の動画を共同投稿できる新システム。
相互リーチ拡大や透明性向上に効果的。
現状はテスト段階で、利用可能アカウントは限定。
収益や編集権限の扱いに注意しつつ、今後の正式実装に備えましょう。
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