MidjourneyではLoRA(Low-Rank Adaptation)データのダウンロードや提供はできません。
【理由】
Midjourneyはクローズドな画像生成サービスであり、ユーザーがLoRAやカスタムモデルをアップロード・使用・エクスポートする機能は提供されていません。
また、Midjourneyが内部的にどのようなモデルや拡張(LoRAなど)を使用しているかも公開されていないため、LoRAのようなデータをMidjourneyから取り出すことは不可能です。
補足:LoRAとは?
LoRA(Low-Rank Adaptation)は、Stable Diffusionなどのオープンなモデルで利用される微調整手法で、小さな重みファイルとして保存・共有が可能です。
LoRAを提出するケースは、クライアントがオープンなAIモデル環境(例:Stable Diffusion + WebUI)で再現したい場合に多いです。
Midjourneyで生成したような高品質・芸術的な画像スタイルを、Stable Diffusion + LoRAモデルで再現するには?
🛠 ステップ1:必要な環境を準備
① WebUIのインストール(例:AUTOMATIC1111)
- GitHub: https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
- 推奨環境:Windows or Linux(GPU搭載必須)
② 基本モデル(Base Model)の導入
Midjourney風のスタイルに近いおすすめモデル:
- Realistic Vision v5.1
- Deliberate v2
- A-Zovya RPG Artist Tools
- DreamShaper
→ Hugging FaceやCivitai(https://civitai.com/)からダウンロード可能です。
🎨 ステップ2:Midjourney風のLoRAを探す・導入
おすすめのLoRAキーワード:
- 「Midjourney Style」
- 「Artistic Illustration」
- 「Anime Painterly」
- 「MJ Style」
LoRA例(Civitaiで検索):
- LoRAファイル(
.safetensors
)をダウンロード - WebUIの
/models/Lora/
フォルダに保存 - WebUIで `
lora:ファイル名:強度 のように指定(例:
lora:mj-style:0.8`)
✏ ステップ3:プロンプト設計
Midjourney風に近づけるためのプロンプト例:
ネガティブプロンプト例(不要な表現を除外):
💡 ステップ4:調整と微修正
- LoRAの強度を0.6〜1.0で調整しながら、狙った雰囲気に近づける
- 他のLoRAと併用(人物/背景/服など)も可能
- ControlNetやInpaintingを併用すればMidjourney並の構図制御も可能に
📦 まとめ:Midjourney風を再現したいときの構成例
要素 | 推奨選択肢 |
Base Model | DreamShaper, Realistic Visionなど |
LoRA | MJ Style, Artistic LoRA |
Prompt | cinematic lighting, artstationなど |
Negative Prompt | lowres, bad anatomy など |
LoRA強度 | 0.6~1.0 |
補助機能(任意) | ControlNet, HiRes fixなど |